日本映像ソフト協会(JVA)、「私的録画されると利益が減るから補償金必要」とトンデモ意見表明

アニメを録画されると利益が減るから「私的録画補償金が必要」と日本映像ソフト協会がめちゃくちゃな意見を表明
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080623_jva_net/

敢えて「おもしろ」カテゴリーも付けてみました。JVAの表明や元の記事ではアニメを中心に書かれていますが、よくよく読むとアニメに限った話ではなく、映画など全ての放映に関して録画されるとパッケージ商品販売の利益が減るので私的録音録画補償金が必要という話です。
そもそも、私的録音録画補償金というのはデジタルで劣化無く録画されることによって製品が買われない「可能性がある」損失を補償するものという物なのですが、JVAの意見では放映を録画されると販売利益が減るから補償しろと言っていますよね。よく考えなくてもわかりますが、これは録画ではなく放映されたものを見るという行為が問題ということになります。よって、今回の表明は「放映を見られると製品が売れなくなるからお金をください」ということを言ってるのと同じわけです。
当然、番組に対してはちゃんとスポンサーから料金が支払われるか、件の深夜アニメならCM目的ということで自らお金を払うことによって放映されているわけです。それが問題というなら、放映を許可しない、もしくは時間を買取り放映などしなければ良い話で、その結果売れなかった製品の尻ぬぐいまで私たちがする義理も道理も無いでしょう。
長くなりましたが、JVAの表明が余りにもアレだったので書きつづってみました。今回のJVAの表明は良くも悪くも今後非常に注目されることになりそうですので、続報に注目です。